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販売価格(税込)
¥1,600

著者下西善三郎

ジャンル伝記・評論

出版社勉誠出版

電子版発売日2014年3月

ファイル形式PDF

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電子版◆冊子版 発売

〈学校〉からこぼれ落ちてしまった『徒然草』は、あまりにおおく、〈学校〉がつくった兼好のイメージは、いくぶんか偏狭に確乎としている。
兼好が、すさまじき「女性差別」(または「女性嫌悪」)の言を吐いていた、などとは、『徒然草』の愛読者以外には、ひろく知られてはいまい。
「兼好は、恋もした。宮廷の勤務もした。東国へ旅立つこともした。勅撰歌人でもあった。恋歌の代作もした。兼好の足跡をたどれば、(隠者〉の風貌よりはむしろ、世塵になずむ〈市井の人〉の姿態がつよく押し出されるかもしれない。
兼好もまた、「希望なき者の希望」(ベンヤミン)を生きるわれらの隣人として、〈我らが同時代人〉であるのではないか?

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