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販売価格(税込)
¥2,000

著者中野幸一

ジャンル

出版社勉誠出版

電子版発売日2017年4月

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電子版◆冊子版 販売

語りの文学『源氏物語』、その原点に立ち返る。
本文に忠実でありながらよみやすい。
最上の現代語訳!

第八冊は匂宮巻~総角巻。薫十四歳~二十四歳の年末までの出来事。
光源氏薨去後、一族の中で、薫と匂宮という二人の貴公子の評判が高かった。薫は自らの出生に疑問を持ち、仏道に傾倒する。そんな中、俗聖のように暮らす、宇治の八の宮の許へ通うようになる。そこで、八の宮の二人の姫君、大君と中の君を知り、匂宮も興味を示す。光亡き後の世界を彩る、「宇治十帖」の幕開けである。
巻末の論文では『源氏物語』の遡及表現を取り上げる。『源氏物語』は長編の物語ゆえに、ある過去の出来事について、その過去の時点では全く触れられず、後になって改めて物語られたり、説明を加えられたりすることがある。これを、『源氏物語』の一つの表現方法として認めて、「遡及表現」と呼び、その具体例を紹介する。そして、物語における効果を考察する。

【本書の特色】
1.美しく正しい日本語で、物語の本質である語りの姿勢を活かした訳。
2.物語本文を忠実に訳し、初の試みとして、訳文と対照させ、物語本文を下欄に示す、本文対照形式。
3.訳文に表わせない引歌の類や、地名・歳事・有職などの説明を上欄に簡明に示す。
4.敬語の語法を重視し、人物の身分や対人関係を考慮して、有効かつ丁寧に訳す。
5.物語本文で省略されている主語を適宜補い、官職名や女君・姫君などと示される人物にも適宜、( )内に呼名を示し、読解の助けとする。
6.訳文には段落を設け、小見出しを付けて内容を簡明に示す。また巻頭に「小見出し一覧」としてまとめ、巻の展開を一覧できるようにした。
7.各巻末に源氏物語の理解を深めるための付図や興味深い論文を掲載。

書籍案内

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