bs5852070814
販売価格(税込)
¥200

著者中村美奈子

ジャンル分売 書物学 8

出版社勉誠出版

電子版発売日2016年8月

ファイル形式PDF

推奨環境「Win」「Mac」「Android OS 4.4」「iOS 7」
(タブレット・スマートフォン閲覧の場合は「AdobeReader」アプリ推奨)

なぜ私たちは、人の手から作り出されるものに心を奪われるのでしょうか。
薄暗い修道院で修道士によって生み出された「ケルズの書」からは精神的な美しさが溢れ、「42行聖書」からは、金策に苦労しながらも、印刷物の普及に尽力したグーテンベルクの知恵がみなぎっています。私自身、実際にその二つを目の当たりにした時には、書物文化の発展に人生をかけた作り手の魂を感じました。
書物に関する展示では、本は開いた状態で置かれ、内容はもちろん、綺麗な文字組みや余白の取り方、タイポグラフィーとともに、様々な情報を得ることができます。テキストに焦点が当てられることがほとんどですので、通常本の表紙は裏側に隠れています。しかしながら、注目されることの少ない「本の装い」である製本を見ることで、ページを開かずとも本の詳細がわかることも多くあるのです。本の「外側」にある、時代背景や社会的環境が重なりあった「物語」を、製本を通して読んでいきたいと思います。