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【デジタル版】『DHjp No.3 デジタルデータと著作権』

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◆「デジタルデータと著作権」

2014年1月24日に京都大学で行われた緊急シンポジウム「近デジ大蔵経公開停止・再開問題を通じて人文系学術研究における情報共有の将来を考える」。出版社からの申し入れによって国立国会図書館が、電子版の書籍公開を停止した事例だが、この議論から、デジタルな文化・学術情報と著作権というさらに大きな問題が見えてくる。
情報のデジタル化・オープン化の凄まじい勢いの中で、法整備も実践も、全てが追いついていない。しかし、ほぼ全ての人がインターネットを利用し、デジタルデータを管理する時代だ。デジタル世界の「秩序」は今、一体どうなっているだろうか? そして未来はどうなるのか? デジタルな文化・学術情報と著作権、およびそこから派生する問題について、考える。

◆「デジタルの活用法」

「みんなはどこから情報を取り入れているの?」
「便利なデータベースは?」
「情報管理はどうしているの?」
こうした疑問は、研究者のみならず、パソコンで情報を扱う一般の人にも共通のものだろう。
「お隣さんの賢いやり方」のニーズは高い。賢いやり方、便利な方法を共有し、各分野の発展につなげるのがデジタル・ヒューマニティーズの根本理念。
そこでシリーズ『DHjp』№3より新たなコーナーを立ち上げ「お隣さんのデータベース」を紹介していく。

今回、活用法をご紹介いただくのは「文学研究者」
文学研究の視点からのデジタルの活用と、その研究への影響を聞く。

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【DHjp No.3】収録内容

授業を聞きながらiPadで検索……。
以前は大学の講義で携帯電話をいじると叱られたものだが、今は「わからないことを検索しています」と言える時代になりつつある。
そんなことはもう当たり前……。
どんどん、それぞれが知の先端にアクセスできる時代。教育は変わらざるを得ない。
今の時代の先を行く創造的な人たちを育てていくために、人文学には何ができるのか? 
人文学はどんな知を編み出さねばならないのか?
これまでの教師や大学教授とは違う、知と人を結びつける専門家・コーディネーターが今、渇望されている。

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Talk Session 第3回のゲストは、2013年6月に『デジタル人文学 検索から思索へとむかうために』(松柏社)を刊行し、人文学の未来を思考し続ける文芸評論家・小野俊太郎氏
知の構造を巡る思索が、新たな教育、新たな人文学を志向する。

立ち読み

目 次
Special Feature
電子図書館と著作権
                     長尾 真(前国立国会図書館長、京大名誉教授)
大正新脩大藏経とデジタル時代の学術情報流通
                     永崎研宣(人文情報学研究所主席研究員)
学術情報と著作権、そしてTPP
                     山田奨治(国際日本文化研究センター教授)
『大蔵経』公開停止問題を図書館経営の視点から考える
                     糸賀雅児(慶応大学文学部教授)
次世代に向けた出版コンテンツの利活用
                     湯浅俊彦(立命館大学文学部教授)
電子図書館サービスとアーカイブプロジェクトが果たす“公共性”
                     植村八潮(出版デジタル機構会長)
デジタル文化財の公開ルール
                     福井健策・永井幸輔(弁護士)
The Digital Dictionary of Buddhism [DDB]
                     A. Charles Muller(東京大学大学院教授)

Talk Session
『歴史の歴史』
                     吉見俊哉(東京大学教授)×小野俊太郎(文芸評論家)

Case Study
デジタルの活用法
「ヴァリアントへの目配り」        掛野剛史
「誰もが分かる「コード」で」       高橋孝次
「使えるものは何でも使う」        山田悠介

人文学からのアプローチ デジタルとヒューマニティの交差点
                     大澤 聡

e国宝                   當山日出夫

『DHjp』という広場

本シリーズでは、Digital Humanities の現在を追いかけてきました。
デジタル技術を人文学に応用して生み出される新たな知、その共有の場という理念がこの学問にはあります。イメージされるのは、人文知が集合し、学問の垣根を越えてデジタル技術応用の成果を交換する「広場」です。そこでは、それぞれの知見が多面的に交わることで、「新たな知」の形が立体的に浮かび上がってきます。
枠にとらわれない広場からどんな新しい知が出てくるか、期待が膨らみます。
この広場が開かれているのは、いわゆる「人文学」だけでしょうか。そうではありません。DHの広場はあらゆる知に開かれています。人文学の垣根も突破して、人間の営みそのもの=人間学を捉えなければ、真に新しい知は現れないでしょう。
このようなDHの理念を基礎として『DHjp』は立ち上がりました。あらゆる知を受け入れたい、既存の枠組みにとらわれず新しい知が生まれる土壌となりたい。軸にあるのは、「情報から人間の営みを分析し、思想を創る」という考えです。
これからも間口を広げ、まだDHとの往還の少ない社会学、経済学、哲学はもちろん、統計学や情報学、さらに自然科学も往来する広場を目指します。
今号から『DHjp』はさらに広がりを見せます。多くの皆さんが集うことを願って、ここに「開かれた場」を宣言するものです。

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